【DTM Tips】リファレンスの盲点とは? 【初心者向け】
- iso:R
- 2020年11月21日
- 読了時間: 3分

皆さん大抵の場合はリファレンストラックを置いて曲作りやMixをしてるのではないかと思います。
今回は僕なりのリファレンス論をお話しします。
世の中にはリファレンスの重要性を啓蒙するブログや動画がそれなりにありますが、驚くほど語られていないのが楽曲のキーについてです。(当たり前すぎて言及されていないのかも…)
僕はmixのリファレンスとして使うトラックは制作中の曲と同じキーであるべきだと考えています。
これをはじめに強調しておきたいです。
この記事ではこんな疑問にお答えします。
1.リファレンスを置く目的って?
2.リファレンスにふさわしいトラックとは?
3.どうやって比較するの?
結論
1.展開、構成の参考のため。Mix/Masteringのガイドとして。
2.制作中の曲に極力近い曲
3.構成用→DAWベタ貼り、Mix用→MetricAB
目次
①リファレンスを置く目的
②ふさわしいトラックとは?
③どうやって比較するの?
①リファレンスを置く目的
僕の制作ジャンルはDubstep / Neurofunkです。これらを含めたクラブミュージックであればクラブでDJがかけることを想定して作るはずです。
それを考えると作曲時はDJが使いやすい曲に仕上げることを意識したいですね。
使いやすい曲であるためには「使いやすい構成であること」「(DJセット中で)前後の曲とサウンド的に極端な乖離がないこと」を目指したいです。これら2点をクリアするためにリファレンスを使いましょう。
整理するとリファレンスを置く目的は「構成」「Mix/Mastering」の参考にするためです。
②ふさわしいトラックとは?
・構成用
イントロがどれくらいの長さなのか?Build Upは?Dropは何小節?と言った曲構成は思った以上にジャンルを決定づける要素になり得ます。
ですので同じジャンルの曲にしましょう。
また曲の構成には流行り廃りがありますので、最近の曲を使うと良いと思います。
構成のリファレンスとしては音圧がどうの、キーがどうのは気にしなくて良いです。
・Mix/Mastering用
こちらは色々こだわりましょう。
⑴wavまたはaif
できれば非圧縮のファイルを用意しましょう
⑵同じキーの曲
これが今回最も強調したいポイントです。
クラブミュージック、特にDropでBassが基本動かないような曲であれば特に強く推奨します。
キーを合わせた方が自分の曲とリファレンスの差分を認識しやすいハズです。
⑶今のシーンを体現したバランス、音圧
今、そして今後のショーで使ってもらいたいのであればやはり今の曲をリファレンスにしてある程度音を寄せましょう。
③どうやって比較するの?
・構成用
DAWにペタっと貼りましょう。
構成用のリファレンスは音質そんなに気にしませんのでBPM174の曲用に172のリファレンスを用意してWarp(Ableton)しちゃってOKです。
小節管理重視です。
・Mix/Mastering用
Metric AB一択です。

「オススメのプラグインは?」って言われたらこれを推します。
AB比較、帯域別モニタリング、メータリング、どれも使いやすいです。
Metric ABは今後紹介動画を出します。
まとめ
Mixのリファレンスはキーも合わせるのがオススメ!
ありがとうございました!
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