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執筆者の写真iso:R

Disperserでサブベースをイイ感じにする

なんとも頭の悪そうなタイトルですが、そのまんま。

シンセでサブを作るときに是非試してみてください。

今回の主役はKiloheartsのDisperserです。

この記事はややこしい能書きは放っておくスタイルで行きます。






オールパスフィルター


が!最低限の説明をしておくと、Disperserはオールパスフィルターです。

ハイパス、ローパスと違い、オールパスフィルターはゲインを増減しません。

では何をするのかと言うと、指定した周波数の位相をシフトします(遅らせる)。

位相の問題の補正から過激なサウンドデザインまで幅広い用途が考えられますが、今回はサブベースに特化します。






サブベースとDisperser


さあ、ではSERUMでサブベースを作るとしましょう。

OSC Aではサイン波にちょっとだけ倍音を足します。

LFO 1をこんな感じに描いてOSC Aのピッチコースにアサインし、適度にアマウントをあげます。

これによってアタックを演出します。

仕上げにFILTERで上をザックリと切ります。


とまあ典型的なやり方で、悪くはないですがひと味足りない感じです。






Disperserをかけると?


ではDisperser登場です。

今回はこんな感じに設定しました。


簡単に操作を説明します。

青で囲ったフラグつきの縦線をドラッグして対象となるFREQUENCYを決定します。

左のAMOUNTで位相のシフト量を決定します(右に回すほど遅れます)。

PINCHはEQで言うところのQのようなものです。これを回して適用範囲を決めます(右に回すほど範囲が狭くなります)。


結果としてどうなるのかと言うと、アタックがスムーズになり、重心が下がったような印象になります。

感覚的な表現ばかりで申し訳なですが、こうとしか言いようがないw

ローが時間的に後ろに行くのでアタック部分のハイを邪魔しなくなり、アタックの感じも変わります。

なんと言うか808のベースのような使える感じになります。




アナライズ


Mega ScopeでADSRの変化を見てみるとこんな感じです↓


before


after

赤で表示されるローが後ろにずれたのがわかると思います。



「〜な感じ!」と言った漠然とした話に終始してしましましたが、騙されたと思って試してみてください。

近々動画版も作りますので、気になる方はYouTubeでチャンネル登録をよろしくお願いします。



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