前回に引き続きDiamond Lift3を紹介していきます。
挿せば良くなる、挿せば前に出てくる、そんなオススメプラグインです。
前回はシグナルフロー、SATURATION、EQについて説明しました。
後半戦となる今回は、COMP、CLIPPERセクションについて見ていきましょう。
目次
COMP
上部のMODEスライダーでモードを選択し、THRESHノブでスレッショルドを設定、MAKE UPノブでアウトプットを決定と言ったシンプルな構成です。
アタック/リリースタイムやレシオはMODEによって固定されています。
それぞれのMODEの特徴をPluginDoctorを使って探ってみましょう。
PluginDoctorのDynamics→Att/RelモードでADSRの感じを見ていきましょうTHRESHは−10位に設定。
MODE1
MODE2
MODE3
MODE4
耳で判断できるのが理想ですが、このように各MODEの特徴を把握しておくことでより的確なチョイスができると思います。これはDiamond Liftに限らずです。
CLIPPER
クリッパーセクションの左下にあるトグルスイッチでON/OFFします。
以前紹介したSTANDARD Clipのようにスレッショルドが可変ではありません。
ですので0dB以上の信号がクリップされます。
上部のスライダーで4つのMODEから選択します。
各モードのキャラクターを文章で表現することはできませんが、4が最もアグレッシブです。他はトランジェントの感じで選ぶと良いかと思います。
中央のノブが少し分かりにくいかもしれません。
これはクリッパーへの入力レベルです。
デフォルトの50%位置で±0dBです。
入力を突っ込んで引っ掛けていくという意味では1176等に近い操作感と言えます。
Diamond LiftはLIFT MIX(ミキシングバージョン)とLIFT MASTER(マスタリングバージョン)のパッケージになっていまして、このクリッパーノブの挙動が異なります。
-LIFT MIX(ミキシングバージョン)では、-24/+24dB
-LIFT MASTER(マスタリングバージョン)では、-5/+25 dBに相当します。
右下のMIDスイッチをONにするとMID信号だけをクリップすることができます。
まとめ
最近ではほぼ全ての曲のマスターにこれを挿しています。
文章だけでは良さが伝わりにくいかと思いますので、いずれ動画も用意しますね。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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